本紙掲載日:2023-02-02
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開運招福、冷水をざぶり

頭から勢いよく水をかぶる修法師ら(2日午前、延岡市松山町の本東寺)

慧日梅の本東寺−星祭り大祈祷

 延岡市松山町の本東寺(吉田海心住職)で2日、「星祭り大祈祷(きとう)」があった。水行や祈祷で参拝者の開運招福、無病息災を祈った。恒例の豆まきは、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続いて中止となった。

 水行は午前10時、檀(だん)信徒がうちわ太鼓を打ち鳴らして「南無妙法蓮華経」を唱える中で始まり、中山法華経寺(千葉県市川市)で荒行を積んだ吉田静正副住職ら6人の修法師が、頭から勢いよく水をかぶった。たるからおけで水がくみ上げられるたびに、周囲で見守った参拝者も御利益があるとされる水しぶきを浴び、最後は同じく水を浴びた幣束を求めていた。

 本堂では海心住職や修法師が家内安全、商売繁盛、学業成就、当病平癒、新型コロナの収束などを祈祷。法華経の教えが書かれた「撰法華経(せんほけきょう)」を檀信徒らの頭や背中に当てて回った。

 星祭り後の境内では、一輪、二輪と花をつけ始めた慧日(えにち)梅を囲み、顔をほころばせる参拝者の姿も見られた。

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