本紙掲載日:2023-02-03
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台風14号で崩落−諸塚村の国道327号

仮橋の設置工事が進む国道327号の被災現場=1月20日、諸塚村七ツ山(ドローン撮影、延岡河川国道事務所提供)

仮橋の設置進む−出水期前に迂回路開通へ

 昨年9月の台風14号に伴う大雨で崩落し、全面通行止めが続いている諸塚村七ツ山の国道327号について、国は出水期前までの迂回(うかい)路の開通を目指し、復旧工事を進めている。

 被災現場は耳川沿いの約80メートル区間で、諸塚村と椎葉村をつなぐ約56キロメートル区間で全面通行止めが続いている。

 今回の復旧工事は、本県初となる国の権限代行による応急復旧。山側に仮橋(延長約70メートル)を設置して崩落箇所を回避し、仮橋と旧道をつなぐ迂回路(延長約170メートル)の開通を目指している。

 迂回路は幅員6メートル、車道幅員4メートルで、開通後は片側交互通行を予定している。延岡河川国道事務所によると、仮橋の設置工事は日向市方面側から着手し、現在、約3割まで終了しているという。

 また同事務所は、ホームページ内の特設サイト「R327モロツカの今」や公式ツイッターで随時、現場の動画などを発信し、進捗(しんちょく)状況を伝えている。

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