本紙掲載日:2023-02-03
(2面)

22年度社会福祉功労者−県北2人に厚労大臣表彰

延岡市・甲斐さん、日向市・佐保さん

 2022年度社会福祉功労者として厚生労働大臣表彰を受けた延岡市自立支援協議会会長で県北部地域障害者給付認定審査委員会委員の甲斐由美子さん(68)=社会福祉法人高和会と、日向市の民生委員・児童委員佐保恭博さん(87)への表彰伝達式が1月30日までに、延岡市役所と日向市役所であり、功績をたたえた。

◆障害者らに寄り添って−甲斐由美子さん

 甲斐さんは1981年4月から高和会に勤務し、同法人が運営する障害者支援施設はまゆう園(同市北方町)ではその人柄から施設職員や利用者からの信頼を受け、工芸班班長や日中活動主任、統括を歴任。ボランティアの受け入れや地域交流など、施設の在り方に大きく貢献した功績が高く評価された。

 2021年3月からは、市が市内3カ所に設置した基幹相談支援センターの西部地域で、相談支援専門員も兼務し、障害者や家族だけでなく、さまざまな困りごとや悩みごとを抱えた市民からの相談に親身に応じている。

 読谷山洋司市長から大臣表彰の伝達を受けた甲斐さんは、「はまゆう園で生活や作業、旅行などを共にする中で、私自身が利用者の方たちに育てていただきました」と感謝。「今後は地域福祉の分野でもお役に立つことができれば」と表彰を励みにしていた。

◆民児委員として福祉向上に貢献−佐保恭博さん

 佐保さんは、2001年から現在まで民生委員・児童委員として平岩地区の福祉向上に貢献。16年からは主任児童委員を務めるほか、平岩小中学校のスクールアシスタントとして活躍するなど長年の幅広い活動が評価された。これまで県社会福祉功労の県知事表彰、全国社会福祉協議会の会長表彰などを受けている。

 表彰伝達式で十屋市長は「長きにわたる地域の社会福祉への尽力に感謝したい。これからも力添えを」とたたえた。佐保さんは「すばらしい表彰を頂いた。コロナ禍で厳しい生活が続いているが、地域住民の幸せを願い、皆さんと共に頑張っていきたい」と感謝した。

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