本紙掲載日:2023-02-04
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5日までキッザニア−働く楽しさ魅力を体感

すし職人など27プログラム−野口遵記念館

 子どもたちが、地域の仕事を体験し、働くことの楽しさや魅力に触れるイベント「アウト・オブ・キッザニア・イン・のべおか」が4日、野口遵記念館をメイン会場に開催された。今回で2回目。5日までの2日間、同館外の会場で行われる現地イベントも合わせて、計27プログラムで市内の小中学生が職業体験を行う。

 初日の4日、メイン会場には、すし職人、医療従事者、信用金庫職員の仕事など計15事業所の特設ブースを設置。このうち、舞台ホールでは市内の舞台演出業「ユニークブレーン」が、照明や音響など舞台設営の仕事を教えた。

 子どもたちはマイク、スピーカーの接続や、照明の色を変えるカラーフィルターの設置などを体験。後半は、実際に舞台上で音楽ライブも行われ、子どもたちは劇場内の音響、照明を管理するそれぞれの〃卓〃を操り、光と音でライブを盛り上げた。

 音響の業務を体験した東小6年の佐藤頼虎(らいど)さんは「歌の迫力があるところで音量を上げるなど、みんなで話し合いながらライブを演出した。元々、裏方の仕事に興味があったので、貴重な体験ができて良かった」と感想。

 「キッザニア」の企画・運営を行うKCJGROUPの大橋亜弓さんは「実際、体験してみないと気付かないこともたくさんあると思うので、興味のある仕事も含めて、地元にどういった仕事があるのか、興味を持つきっかけになれば。子どもたちに、さまざまな職業体験を通して『生きる力』を育んでほしい」と話した。

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