日向市観光大使を委嘱

新曲「日向岬」の水森さん

　日向市はこのほど、市内観光名所の日向岬を舞台にした新曲「日向岬」を１月２４日に発売した演歌歌手・水森かおりさんに市観光大使を委嘱することを発表した。後日、委嘱状の交付式や市民へのお披露目会を開催する予定という。

　水森さんは、東京都北区出身。１９９５年に「おしろい花」でデビューした。２００３年に発売した「鳥取砂丘」が約１年間のロングヒットを続け、第４５回日本レコード大賞金賞、第３６回日本有線大賞有線音楽優賞など数々の賞を受賞。同年の紅白歌合戦に初出場した。以来、昨年の同歌合戦まで２０年連続で出場。これまでに１４４曲のご当地ソングを歌い、全国２５自治体などの観光大使を務めるなど「ご当地ソングの女王」とも呼ばれる。

　また、馬ケ背、願いが叶（かな）うクルスの海などを背景に水森さんが歌うミュージックビデオも動画配信サイトで公開された。

　今回の委嘱に十屋幸平市長は「日向岬の知名度向上、ポストコロナ期における本市観光への誘客につながれば。国内外に広く情報発信し、今年の紅白歌合戦で日向岬を歌ってほしい」と期待を込めた。

　市観光大使の委嘱は、これまでにタレントの萩本欽一さん、東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手、市観光宣伝キャラクター「ひょう助」、橘ひょっとこ踊り保存会など６個人１団体が受けており、さまざまな機会を通して市の歴史文化遺産、自然、物産などの観光資源を国内外に発信している。