本紙掲載日:2023-02-07
(1面)

沿海北部6期地区2・28キロ−9日に開通

広域農道−全線通行可能に

◆日向市塩見〜延岡市大峡町26・8キロ

 県が整備を進めてきた「広域営農団地農道整備事業沿海北部地区」(日向市塩見―延岡市大峡町、26・78キロ)は、延岡市と門川町を結ぶ6期地区(2・28キロ)が完成し、9日に全線開通する。これにより、県内の広域農道は全地区の整備が完了する。同日午前10時から伊形小学校体育館で開通祝賀式、同11時30分から開通パレードが行われ、午後2時30分から一般車両の通行が開始される。

 ルートは、延岡市伊形町から延岡南道路の側道に入り、伊形小の北側から市道伊形門川線と既存の市道に相乗り。宝蔵寺の約500胆召鮑言泙靴動翅慇遒鬚泙燭斡兇魏誉漾同市上伊形町―門川町加草間をトンネルで結ぶ。

 県東臼杵農林振興局によると、全体事業費は約29億7600万円。2014年度に事業化し、伊形町の伊形工区と、上伊形町から加草までの上伊形工区に分けて工事が行われてきた。計画延長は延岡市側2・08キロ、門川町側200メートル。

 広域農道沿海北部地区は、県北地域の農畜産物輸送の円滑化、沿線住民の利便性向上などを目的に、1983年度に事業化。日向市塩見の国道327号交差点を起点に同388号や同218号と交差しながら日向、門川、延岡の市街地西部を南北に走り、延岡市大峡町で国道10号に接続する。

 建設は1〜6期に分けて行われ、2018年度までに塩見―門川町門川尾末、延岡市小野町―大峡町など約24・5キロが開通した。幅員7メートル、2車線道路。全体事業費は約306億円。

 9日は午前9時から、伊形町の伊形白鳥歩道橋で神事が行われる。開通祝賀式には、河野俊嗣知事ら関係者約100人が出席予定。工事経過報告などがあるほか、アトラクションで伊形花笠踊り保存会と伊形小6年生児童7人による伊形花笠踊りが披露される。

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