本紙掲載日:2023-02-07
(9面)

先生たちが指導を学ぶ

延岡地区中学校軟式野球指導者交流会

 延岡地区中学校軟式野球指導者交流会は4、5日、延岡市・妙田球場などで行われた。明豊中監督として軟式野球部を全国区に育てた上谷隆一さん(46、現部長)を講師に、県北を中心に県内から約30人の指導者が参加した。

 上谷さんは専用グラウンドや特別なスカウトなし、地元大分県別府市の小学生を中心としたチーム作りで、監督を10年間務めた。その間、延べ8回全国大会に導き、第31回全日本大会準優勝(2014年)などの成績を収めた。

 基礎、人間性を重視した指導に定評があり、今回は、練習試合などを縁につながりがある西階中の加藤博之監督を中心に延岡地区中学校軟式野球部顧問会が主催。中学軟式野球の指導者が県内から集まった。

 講演と、実技指導があり西階中と東海中の部員をモデルを務めた。キャッチボールやケース打撃などで、基本から実戦まで、状況に応じた生徒への声掛けを実践、指導した。

 上谷さんは「ケースに応じた守備などで最も失点につながりやすいのは暴投。一番の基本はキャッチボール」などと話した。

 閉会式で東海中主将の加藤源丸さん(2年)は「学んだことを継続し、レベルアップにつなげたい」。岡富中の佐保博光監督は「野球に対する探究心が勝ちに結びつくと再認識できた」とお礼を述べた。

 上谷さんは「教えることは楽しく、その中で教えることを学んできた。地道な練習こそが力を付ける近道になる。今後も、一緒に生徒がうまくなることを考えていきたい」と語った。

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