本紙掲載日:2023-02-08
(2面)

地域と学校協働活動を推進−県教育長表彰

表彰状を受け取る喜多さん
表彰を受けた大王谷学園地域学校協働本部。(左から)松下校長、西森さん、井川尚幸副校長

県北から1個人1団体

 2022年度地域学校協働活動推進に係る県教育長表彰の表彰式は1日、宮崎市の県教育研修センターであり、県北から、港っ子放課後子ども教室の喜多宣子さん(80)=延岡市=、日向市の大王谷学園地域学校協働本部が受けた。

 表彰は、地域と学校が協働で未来を担う子どもの成長を支え、地域を創生する活動のうち、特に優れた個人、団体に贈られる。今年度は喜多さんと同本部を含め県内4個人、4団体が選ばれた。

 喜多さんは、約11年前から同教室の協働活動支援員を務め、俳句作りや熱中症予防に配慮した運動遊びなどを通して、児童に豊かな時間を提供。同教室の関係者以外への周知活動にも励んでいる。

 受賞に際し、港小学校の教諭らに感謝し、「子どもたちは目を輝かせて前向きに取り組んでくれる。その姿がうれしいし、元気をもらっている。今後も力の続く限り、関係者と協力しながら活動していきたい」と話した。

 同本部は、地域の幅広い人材を活用したキャリア教育、ふるさと学習の実施に貢献。地域と学校の絆を深める行事を行うほか、持続的な地域づくりを目指した活動にも取り組んでいる。

 地域学校協働活動推進コーディネーターの西森ひろみさん(58)は「これからもたくさんの人と出会い、学び、郷土や地域に貢献できる人材育成に、学園と一丸となって取り組んでいきたい」。同学園の松下修士校長は「充実した学びや成長の支えとなる活動に協力してくれた地域の企業や住民のおかげ」と感謝。「地域に元気を与えられるような学校になるよう努力していきたい」と気持ちを新たにした。

 この日は表彰式の後、地域と学校が連携、協働したこれからの教育について考える「みやざきの人づくり・地域づくりフォーラム」もあった。

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