本紙掲載日:2023-02-09
(2面)

延岡花物語−幸せと平和願う風車

18、19日このはなウオークを彩る

 観光イベント「延岡花物語2023」の中心企画「このはなウオーク」の会場に設置される風車の準備が着々と進んでいる。今年も市内の中学生が中心となって制作中。本番を迎える18、19日、〃幸せ〃を意味する黄色の風車計1390本が五ケ瀬川右岸堤防を彩る。





◆市内の中学生らが制作

 風車は高さ約70センチ。竹棒に紙製の羽根(直径約40センチ)をペットボトルキャップで取り付けている。裏面には中学生が主体となって考案した「幸せをみんなにそして平和に〜幸せと平和のサイクルを〜」というメッセージが記されている。

 風車プロジェクトにおいて毎年、中心的な役割を担っている岡富中学校(三樹浩二校長、333人)では1月中旬から、生徒会メンバーと全1年生、有志の2、3年生が約200本の制作に励んでいる。

 生徒会の藤川栞会長(2年)と佐保里彩副会長(同)はコロナ禍をはじめとする近年の国際情勢に触れ、「特に昨年はロシアのウクライナ侵攻も始まり、世界中にさまざまな影響を与えている。決して人ごとではなく、今年の風車には、みんながずっと平和で幸せに暮らせるようにという思いを託した」と話した。

 メッセージには、延岡市が教育プランで掲げる「幸動〜自他の幸せのために学び行動する子ども〜」の意味も込められているという。

 現在、岡富中学校には市内中学校や県立しろやま支援学校から完成した風車が届けられており、同校は16日、1年生109人による会場での設置作業を予定している。


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