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海外ツアー3年ぶり再開−門川町
カンムリウミスズメの季節到来。門川町の枇榔(びろう)島を繁殖地とする国の天然記念物カンムリウミスズメを観察する海外ツアーが1月中旬から、門川湾沖で3年ぶりに再開された。今月下旬にかけて海外の野鳥愛好家約40人が訪れる予定。 カンムリウミスズメは小型の海鳥で、冠のような頭の黒い羽毛が特徴。体長は約24センチ、体重は150〜170グラム。体長の割に体重が重く、ずんぐりとした、ぽっちゃり体形。同町のマスコットキャラクター「かどっぴー」「がわっぴー」「びろっぴー」のモデルになっている。 枇榔島はカンムリウミスズメの世界最大の繁殖地とされており、例年12月下旬から飛来し、春にかけて繁殖期を迎える。 海外ツアーは新型コロナの影響で2021年から2年間、中止されていた。今回は鹿児島県出水市のツル、北海道知床半島のオオワシなど国内有数の渡り鳥の飛来地を巡るプログラムで、同町のカンムリウミスズメもその一つに組み込まれている。 1月31日にはアメリカ、カナダ、イギリスから訪れた野鳥愛好家6人がガイドと共に来町。この日は朝から快晴の空が広がり、海面は穏やかで観察には絶好の天候に恵まれた。 一行は門川漁港から、カンムリウミスズメの調査研究に長年協力している池田仁船長(63)の渡船「知幸丸」に乗り込み、門川湾沖を回遊した。 今年は例年に比べ、この時期としては飛来数が少ないという。そのためこの日も、なかなか見つけられないまま約1時間が経過。一行に諦めの表情が浮かび始めたその時、ようやく2、3羽のカンムリウミスズメに出会うことができた。 野鳥愛好家たちは、双眼鏡やカメラの望遠レンズを一斉に向け、海面を泳ぐカンムリウミスズメを驚かさないよう、静かに観察したりシャッターを切ったりして、その愛くるしい姿を追った。 この海外ツアーのガイドとして10年以上、同町を訪れているというオーストラリア人のスーザン・マイヤーズさん(60)は「日本の冬の野鳥はどれも魅力的だが、こんなに間近にカンムリウミスズメを観察できる場所はここだけ。きょうは会えるか心配したが、かわいかった。本当に最高」と笑顔だった。 また、これまで10年以上、この海外ツアーに協力している渡船「乙島丸」の黒木勉船長(46)は、3年ぶりのツアー再開を喜び「希少なカンムリウミスズメについて、もっと多くの人に知ってもらい、ぜひ会いに来てほしい」と話した。 ◇3月11日に観察会−参加者募る 一般の人を対象にしたカンムリウミスズメの観察会が3月11日午後1時30分から、門川湾沖の枇榔島周辺で開かれる。参加者を募っている。 庵川漁港から出発し、船上から海面を泳ぐカンムリウミスズメを観察する。参加費は1人2000円(小学生は保護者とペアで1組2500円)。先着35人(最少催行人数5人)。 なお、観察会終了後の午後4時から同町加草の「旬鮮蔵」で、バーベキューを楽しみながら、カンムリウミスズメの研究者とも親睦を深める交流会が開かれる。参加費は1人2000円(小学生は1人1000円)。 申し込みは観察会、交流会とも町観光協会(Eメールkanko−kadogawa@bz04.plala.or.jp)まで。 問い合わせは同協会(簗臉遑毅掘Γ苅隠隠亜砲泙如
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海外ツアー3年ぶり再開−門川町
カンムリウミスズメの季節到来。門川町の枇榔(びろう)島を繁殖地とする国の天然記念物カンムリウミスズメを観察する海外ツアーが1月中旬から、門川湾沖で3年ぶりに再開された。今月下旬にかけて海外の野鳥愛好家約40人が訪れる予定。
カンムリウミスズメは小型の海鳥で、冠のような頭の黒い羽毛が特徴。体長は約24センチ、体重は150〜170グラム。体長の割に体重が重く、ずんぐりとした、ぽっちゃり体形。同町のマスコットキャラクター「かどっぴー」「がわっぴー」「びろっぴー」のモデルになっている。
枇榔島はカンムリウミスズメの世界最大の繁殖地とされており、例年12月下旬から飛来し、春にかけて繁殖期を迎える。
海外ツアーは新型コロナの影響で2021年から2年間、中止されていた。今回は鹿児島県出水市のツル、北海道知床半島のオオワシなど国内有数の渡り鳥の飛来地を巡るプログラムで、同町のカンムリウミスズメもその一つに組み込まれている。
1月31日にはアメリカ、カナダ、イギリスから訪れた野鳥愛好家6人がガイドと共に来町。この日は朝から快晴の空が広がり、海面は穏やかで観察には絶好の天候に恵まれた。
一行は門川漁港から、カンムリウミスズメの調査研究に長年協力している池田仁船長(63)の渡船「知幸丸」に乗り込み、門川湾沖を回遊した。
今年は例年に比べ、この時期としては飛来数が少ないという。そのためこの日も、なかなか見つけられないまま約1時間が経過。一行に諦めの表情が浮かび始めたその時、ようやく2、3羽のカンムリウミスズメに出会うことができた。
野鳥愛好家たちは、双眼鏡やカメラの望遠レンズを一斉に向け、海面を泳ぐカンムリウミスズメを驚かさないよう、静かに観察したりシャッターを切ったりして、その愛くるしい姿を追った。
この海外ツアーのガイドとして10年以上、同町を訪れているというオーストラリア人のスーザン・マイヤーズさん(60)は「日本の冬の野鳥はどれも魅力的だが、こんなに間近にカンムリウミスズメを観察できる場所はここだけ。きょうは会えるか心配したが、かわいかった。本当に最高」と笑顔だった。
また、これまで10年以上、この海外ツアーに協力している渡船「乙島丸」の黒木勉船長(46)は、3年ぶりのツアー再開を喜び「希少なカンムリウミスズメについて、もっと多くの人に知ってもらい、ぜひ会いに来てほしい」と話した。
◇3月11日に観察会−参加者募る
一般の人を対象にしたカンムリウミスズメの観察会が3月11日午後1時30分から、門川湾沖の枇榔島周辺で開かれる。参加者を募っている。
庵川漁港から出発し、船上から海面を泳ぐカンムリウミスズメを観察する。参加費は1人2000円(小学生は保護者とペアで1組2500円)。先着35人(最少催行人数5人)。
なお、観察会終了後の午後4時から同町加草の「旬鮮蔵」で、バーベキューを楽しみながら、カンムリウミスズメの研究者とも親睦を深める交流会が開かれる。参加費は1人2000円(小学生は1人1000円)。
申し込みは観察会、交流会とも町観光協会(Eメールkanko−kadogawa@bz04.plala.or.jp)まで。
問い合わせは同協会(簗臉遑毅掘Γ苅隠隠亜砲泙如