本紙掲載日:2023-02-14
(7面)

押し花用いてペン制作

ワークショップ通し魅力体験

 県北を拠点に活動する「ふしぎな花倶楽部押花教室『きんもくせい』」(持原タツヱ代表、5人)は、11、12日に同市幸町の市駅前複合施設エンクロスで押し花ワークショップを開いた。子どもから大人まで30人以上が参加。押し花を使ったシャープペンやボールペン作りを楽しんだ。

 押し花インストラクターや愛好家で構成し、毎月2回、市内の公民館で教室を開いている同会。まだまだ愛好家が少ない中、押し花の楽しさや魅力を多くの人に知ってもらいたいと、初めて企画した。

 会場には、同教室の会員が自宅の花壇や自然の中で採取した植物を色揚げ、乾燥させて作った押し花がずらりと並んだ。参加者はうれしそうに好みの花を選ぶと、会員に教わりながら専用のシートにデザインして並べ、固定。そのシートをボールペンやシャーペンの透明部分に差し込むと、あっという間にオリジナルペンが完成した。

 会員が制作した額縁入りの押し花アート約40点も飾られ、作品に引き寄せられて訪れる人たちや、作業台に並んだ色とりどりの花を見て飛び入り参加する人も多く、にぎやかな時間が続いた。

 70代女性は、見本と自身の作品を見比べながら「(自身の作品が)一番いいでしょ」とにっこり。「初めてだったが、またやってみたいと思った」と話していた。

◇19日まで、会員制作の作品展示

 会員が制作した押し花アート約20点は19日まで、同所2階学習スペースで展示されている。ワークショップを主催した持原タツヱ代表(76)は「すごく喜んでもらえて良かった。作品も見ていただけたら押し花のことをよく分かってもらえると思う。押し花は身近なものでできて特別なものではない。皆さんに楽しさを知ってもらえれば」と来場を呼び掛けた。

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