本紙掲載日:2023-02-14
(6面)

心込めながら製作中

集中して製品作りに取り組む高等部の生徒

17日の校外販売学習に向け−延岡しろやま支援学校

 延岡しろやま支援学校(出水悌二校長)は、17日午前10時から同市旭町のイオン延岡店で校外販売学習を行う。生徒らは当日に向けて、製品作りに励んでいる。

 販売学習は生徒が製作、生産したものを商品として販売する活動。接客や金銭授与、商品管理などの実務を体験するとともに、地域の人との関わりを深めることなどが目的。年に2回実施している恒例行事で、実用的な商品が並ぶため、リピーターも多いという。

 製品作りに精を出している「たいよう(知的障がい教育)部門」の高等部は、自分の特性を知り、集中力や持続力を身に付け、卒業後の就労につなげることを目的とした週2回の作業学習の中で窯業、園芸、手工芸、木工、サービス・メンテナンスの各コースに分かれて作業。生徒は喜んでもらえるような製品を提供したいという思いで、最後まで集中して作業に取り組んでいる。

 17日は、生徒が育ててきた観葉植物、折り畳み式の椅子やテーブル、牛乳パックからできた和紙で作った封筒、これからの季節に合わせて色づけした皿など、各コースから普段使いできるさまざまな商品が安価で販売される。午後2時10分に終了予定。

 販売学習担当の塩月理恵教諭は「生徒が心を込めて作った商品を一生懸命販売します。ぜひ足を運んでください」と来場を呼び掛けている。

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