本紙掲載日:2023-02-15
(2面)

美郷町みどころ・おいしい処MAP

町内観光スポットや飲食店など網羅

 美郷町観光協会は、町内の観光スポットや飲食店などが一目で分かる「美郷町みどころ・おいしい処(どころ)MAP」を作製した。親しみやすいイラストが描かれたB4判両面刷り。先月17日から町内の観光施設や直売所などに設置されているほか、同協会ホームページからダウンロードも可能という。

 みどころMAPには「年の神神社(御田祭)」やスカイロッジ銀河村など27の観光スポット、観光情報サイトと観光アプリの2次元コードを掲載。おいしい処MAPではレストラン、喫茶、直売所など18の店舗と住所、電話番号を紹介しており、両面で計26のイラストが描かれている。

 イラストを担当したのは、町地域生活支援センター祁浸業所(町社会福祉協議会南郷事業所)支援員の高木里美さん(54)。幼い頃から絵を描くのが好きだったといい、事業所で作業の説明をする際や、栄養士時代にレシピを教える際も絵を描いて分かりやすく伝える工夫をしていた。仕事のほか、これまでに町の機関誌「A・e・luMISATO」や町民向けの広報チラシなどで挿絵を描いた経験もある。

 一方、観光協会では昨年、「今までにない、かわいらしく、親しみのある地図の作製」を企画。小松崇史事務局次長がイラストを描ける人材を探していたところ、町役場を通して高木さん知り、協力を依頼した。

 高木さんは、ドローイングペンと呼ばれる0・1ミリほどの水性ペンと筆ペン、模様やグラデーションが印刷されたシートを切り貼りして絵を描くスタイル。

 昨年9月から作製に取りかかり、御田祭の様子や「田舎屋みかど」のそば、中小屋天文台昴ドームなど40個ほどのイラストを1カ月半で描いた。「なるべく人を入れる」「楽しい様子」との注文に沿うように、なおかつ分かりやすい絵を心掛けたという。

 絵の選別、レイアウトなどを経て今年1月17日に完成した。「ラーメンとそばの描き分け、お店の商品などは気を遣った。形になると感動した」と高木さん。小松事務局次長も「美郷の食、観光、店を網羅した、親しみの持てる良いものができた」と納得の表情。「ぜひ、多くの人にMAPを見てもらい、美郷町に足を運んでほしい」と話している。

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