１６日から確定申告

分散来場を呼び掛け−延岡税務署

　２０２２年分所得税の確定申告が１６日から始まり、相談会場が設けられている延岡市大貫町の延岡税務署には朝から多くの市民らが訪れた。同会場は来月１５日まで開設。申告の受け付けや相談等に応じる。時間は午前９時〜午後４時（土日祝日を除く）。

　延岡税務署は来場分散のため今月６〜１５日、事前申告書作成会を開催。１６日開設の相談会場も、データ入力等の目的ごとに部屋分けし、来場者を順番に案内するなど新型コロナウイルス感染対策が取られている。

　申告の対象は、自営業者や年収が２０００万円を超える会社員、給与以外に２０万円超の所得があった人など。納期限は所得税および復興特別所得税、贈与税が３月１５日、個人事業者の消費税および地方消費税が同３１日。

　国税庁によると、国税電子申告・納税システム「ｅ―Ｔａｘ」や郵送等の利用等により、全国で８５％以上の人が税務署に行かずに確定申告を行っている。延岡税務署も「申告期間中の来場者は年々減少傾向にあり、以前ほどの混雑は見られない」。ただ、相談会場開設期限前の駆け込み来場は近年も多いため、同署は「来場の分散に協力を」と呼び掛けている。

　確定申告に関する問い合わせは同署（�箟箍�３２・３３０１、自動音声案内に従って「０」を選ぶ）。