本紙掲載日:2023-02-16
(7面)

多彩な演目、笑顔で鑑賞

3年ぶり町民のつどい−日之影町

 日之影町の「第39回町民のつどい」が5日、町立宮水小学校の体育館であった。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催に多くの地域住民らが訪れ、多彩なステージ演目を鑑賞しながら親睦を深めた。

 年齢や性別にとらわれることなく町全体の活性化を促進し、住みよいまちづくりへの意識を高めようと毎年実施。同町自治公民館連絡協議会、JA高千穂地区日之影支部、町商工会の各女性部などでつくる町民のつどい実行委員会(谷川房子会長)が主催している。

 この日は、日之影保育園の園児による「ちびっ子消防隊」で幕開け。消防団が取り組むラッパ隊の吹奏や消火活動を元気いっぱいに再現した後、開会行事が行われた。

 谷川会長が「講演やアトラクションなど、存分にお楽しみいただける催しを多数企画している。笑顔とともに皆さまのさらなる幸運を願います」とあいさつ。佐藤貢町長らが来賓祝辞を述べ、各演目に移った。

 午前中は、甲斐彩乃さん(日之影小6)、押川淳平さん(宮水小6)、甲斐杏和さん(高巣野小6)、山本紗葵さん(日之影中2)が日頃の学びの成果や将来の夢を発表したほか、「とくダネ!」のキャスターなどを務めたフリーアナウンサー笠井信輔さんが「テレビ報道から見た人権と裏側」と題して講演した。

 午後は、深角子ども神楽、ヒノカゲストリートダンス、吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)スーパーチームのメンバーがそれぞれ、神楽、ヒップホップダンス、詩舞を披露。演歌歌手の門松さおりさんと三味線奏者のひろこさん姉妹による特別ステージや町の特産品が当たる抽選会もあり、会場は大いに盛り上がった。

 友人と訪れた山室ミスコさん(88)=同町岩井川=は「毎回足を運ぶのですが、なかなか会えない友達と話ができるので楽しみにしています。笠井さんの講演は心に響いたし、子どもたちの発表にも元気をもらいました」と目を細めていた。

◆個人、団体の功労者を表彰

 集いでは、町政発展などに貢献した4個人4団体の功労者表彰もあり、佐藤貢町長が表彰状などを贈った。

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