本紙掲載日:2023-02-16
(2面)

コロナ下の取り組み−工夫、成果を報告

延岡市子ども会育成連絡協議会の事例発表会

延岡市内3地区が事例発表−子ども会育成連絡協議会

 延岡市子ども会育成連絡協議会(盒況二会長、加盟58団体)の「子ども会事例発表会」は10日、市社会教育センターであり、3地区が新型コロナウイルスの感染拡大による制限下での取り組みなどを報告した。

 このうち、大貫3北子ども会の飯干文代会長はあらゆる活動が制限される中、屋外でできるハロウィーン・イベントと、おたすけハウスの探索を実施したと紹介。ハロウィーンは、あらかじめ保護者にお菓子を配布した家庭を子どもが回って名前を伝え、おたすけハウスは地図を頼りに宝探しのように設置場所のシールを見つけて楽しんだと振り返り、「3密」にならず低予算で、地区を知ることもできたと、工夫点や成果を語った。

 恒富子ども会の平出水麻希子副会長は、地域住民が学習支援や読み聞かせ、体験学習を提供する夏休みの寺子屋教室、春日神社が協力しての子どもみこしや浦安の舞の披露などが、地域の人と親子のつながり、子ども会のPRになっていると報告。今後への引き継ぎや活動を知ってもらうため、地域と子どもが一緒に活動していくためにも、できる限り「続けていくこと」が肝心だと訴えた。

 浜砂子ども会の吉節代副会長は、約10年前に廃止していた子ども会を復活させた経緯を説明。子ども会を必要とする20世帯以上で協力して立ち上げ、地区住民も一緒に夏休みのラジオ体操や寺子屋活動を行い、ハロウィーンパーティー、クリスマスボウリング大会なども開いて喜ばれていると報告した。

 事例発表に続いて情報交換会もあり、出席した各親子会の代表らは積極的に意見を出し合いながら課題を共有。熱心な話し合いが続いていた。

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