本紙掲載日:2023-02-18
(3面)

ものづくり企業−技術をアピール

県内外の製造業などが参加した「第3回東九州ものづくり交流展」
旭有機材はデモンストレーショントラックを展示

延岡、佐伯−3年ぶり交流深める

 第3回東九州ものづくり交流展は10、11日、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センターで開かれ、本県の県北地域と大分県佐伯市などのものづくり企業が、県域を越えて連携・交流を深めた。

 主催は、県工業会県北地区部会新事業・販路開拓分科会や佐伯市工業連合会、延岡市などでつくる実行委員会(甲斐稔康実行委員長)。隔年開催のため本来は昨年が開催年だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期され、3年ぶりの開催となった。

 今回は延岡市、日向市、門川町、宮崎市、西都市、佐伯市、熊本市などから40社が参加。製品や紹介映像、パネルなどを展示し、自社の技術をアピールした。

 旭有機材(延岡市中の瀬町)は、会場外に樹脂バルブのデモンストレーショントラックを展示。流量をコントールし、圧力を一定に保つバルブの性能などをPRした。

 池上鉄工所(同市大武町)は、ステンレス板に人気アニメのキャラクターを手作業で描いた溶接アートを展示。高品質を支える職人の高い技術力が注目された。

 2日間で約千人の企業関係者、学生らが来場。名刺交換や商談が行われ、製品や技術などについて積極的に企業の担当者に質問する光景が見られた。今回はまた、初日に特別セミナーも行われた。

 甲斐実行委員長は「域外の方々に知っていただくきっかけとなり、その延長線上で経済活性化、雇用の確保につなげていければ」と話した。

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