本紙掲載日:2023-02-18
(9面)

「世界一へ全力で腕を振る」

侍ジャパン-宮崎市27日まで

◆戸郷精力的に-“侍”合宿開始

 野球世界一を決めるワールドベースボールクラシック(WBC=3月8日開幕)の日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプが17日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアムで始まった。27日までで、25、26日は福岡ソフトバンクホークスとの壮行試合が予定されている。

 初日の観衆は1万8541人。選手、スタッフの集合写真を撮影した後、ウオーミングアップ、野手陣と投手陣に分かれて、練習を行った。

 打撃練習では村上(ヤクルト)や山川(西武)らが快音を響かせて大きな当たりを放ち、スタンドを沸かせた。投手陣は栗林(広島)と松井裕(楽天)がブルペンで投球練習。選手が球場とサブグラウンドの間を移動する際などにも、ファンから大きな歓声が上がった。

 大谷(エンゼルス)ら大リーグ所属4選手は合宿後に合流する。栗山監督は主将を定めない方針を示し、「チームが勝つために全員が行動し、全員が引っ張ってもらいたい」と話した。

 延岡市・聖心ウルスラ学園高出身の戸郷翔征投手は、巨人キャンプから移動なしの合流。ブルペン入りはしなかったが、キャッチボールやトレーニングで精力的に汗を流した。

 また、都城高出身の山本由伸投手らと、笑顔で言葉を交わす場面も見られた。


◇日本代表・戸郷翔征(初日の練習を終え)

「本当に楽しく、いろんな人に学べるので、いい機会にしたい。応援してくれるファンが多い宮崎でスタートでき、うれしい限り。トレーニングもできて、コンディションもばっちりなので継続していきたい。世界一を取るために全力で腕を振るだけ。一日一日、無駄にせずに頑張っていきたい」

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