本紙掲載日:2023-02-21
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県独自の警報、レベル1に引き下げ−新型コロナ

感染者減少傾向、医療への負荷も低減

◆全圏域が赤からオレンジに

 県は20日、新型コロナウイルスの県独自の警報区分(3段階)について、レベル2の「医療緊急警報」を終了し、21日からレベル1の「医療警報」に引き下げると発表した。期間は当面の間。病床使用率や新規感染者数が減少傾向で、医療提供体制の負荷も低減されていることから判断した。

 警報区分の引き下げを判断した理由として、県感染症対策課は、1日当たりの新規感染者数の前週との比較で減少傾向が続いていることなどから、「県内の感染状況は基本的には落ち着いている」との認識を示した。

 直近1週間(2月13〜19日)の人口10万人当たりの新規感染者数は96・3人で全国39位。圏域別、各年代別の感染状況も減少傾向にある。病床使用率は19日時点で12・2%、にまで下降している。終期は医療の逼迫(ひっぱく)状況を見極めて判断する。

 感染状況の区分については、21日からすべての圏域を「赤(感染急増圏域)」から「オレンジ(感染警戒圏域)」に変更。今後は各圏域の感染状況に応じて、区分は随時引き下げるなどの対応を取っていくという。

 医療警報からへの移行に伴って、会食は引き続き「感染リスクの高まるような大人数、長時間は控えて」を継続。外出・移動は「混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動は慎重に判断を」から「感染防止対策の徹底を」とする。

 高齢者施設の面会に関しては、「対面での面会を制限(ガラス越しやオンラインなど)」から「感染防止対策を徹底の上、人数を最小限で」にと変更する。

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