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みやざき社会貢献活動−4市町村の団体を表彰
2022年度みやざき社会貢献活動表彰の表彰式はこのほど、県庁であり、より良い社会の実現に向けて尽力した4市町村の団体が、日隈副知事から賞状などを受け取った。県北からは、椎葉村のバンビ会(河野美津代会長、4人)が受賞した。 表彰は、社会貢献活動の促進を目的に県が20年度から実施している。社会貢献活動に10年以上取り組み、かつ現在も継続している個人、団体、企業を対象にしている。 バンビ会は1996年4月に結成。高齢者の送迎、独居高齢者宅の掃除や障子張りなどの生活支援、空き家周辺の清掃や公民館などの花壇の手入れといった環境美化活動に取り組んでおり、今年4月で28年目を迎える。 日隈副知事は「これからの時代、住民と地域をしっかり守っていくことが大事。これからも続けてほしい」と激励。河野会長(74)は「当たり前だと思ってしてきたことが認められてうれしい」と話していた。 ◆「ちょボラ」が長続きの秘訣−高齢者支援や美化活動 4月で活動28年目の4人−バンビ会 椎葉村のバンビ会(河野美津代会長)のメンバーは4人。松尾地区の高齢者支援や美化活動を続け、4月で28年目を迎える。会員は全員70代だが「できるまでやりたい」と受賞を機に地域貢献への気持ちを新たにしている。 結成は1996年4月1日。当時は日本舞踊を習う子どもを含め、12人が所属していた。会名はディズニーの小鹿のキャラクターにあやかった。「子どもがいたので、かわいい方がいいと思って」と当時からの会員の鹿瀬アヤ子さん(74)。 高齢者施設などでの日本舞踊の披露、花の手入れといった美化活動などに取り組むうちに、進学や高齢化で会員は減っていった。今の4人になったのは約15年前。それ以降、送迎や見守り、掃除や障子の張り替えといった高齢者の生活支援活動も行っている。 続けられているのは「おせっかいな性格だから」と4人は笑顔。バスを降りた高齢者がいたら家まで送る、高齢者宅にごみがたまってたら捨てる、配食サービスが休みの土日には料理をお裾分けする――。「それぞれが気が付いたことをやっているだけ」と言う。 その中で気を付けているのは〃ちょボラ〃。ちょっとしたボランティアの略だという。「生活に踏み込まれ過ぎたら、相手は嫌になる。こっちも踏み込みすぎると、負担になる。自分ができることを、できる時にするのが秘訣(ひけつ)」と語る。 続ける理由はもう一つある。恩返しだ。現会員はかつて婦人会やPTA、民生委員などの役員を務めた。その際に「税金で研修や勉強をさせてもらった。おかげで福祉に関する知識を得て、今の活動に生かすことができているから」と明かす。 現役メンバーは最年少が74歳、最年長が79歳。世界保健機関(WHO)の定義では全員、支援される側の高齢者だ。だが、彼女たちは言う。「できることを、できる時に、できるまでやりたい」。元気でいる限り、地域のためにおせっかいの精神で〃ちょボラ〃するつもりだ。
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みやざき社会貢献活動−4市町村の団体を表彰
2022年度みやざき社会貢献活動表彰の表彰式はこのほど、県庁であり、より良い社会の実現に向けて尽力した4市町村の団体が、日隈副知事から賞状などを受け取った。県北からは、椎葉村のバンビ会(河野美津代会長、4人)が受賞した。
表彰は、社会貢献活動の促進を目的に県が20年度から実施している。社会貢献活動に10年以上取り組み、かつ現在も継続している個人、団体、企業を対象にしている。
バンビ会は1996年4月に結成。高齢者の送迎、独居高齢者宅の掃除や障子張りなどの生活支援、空き家周辺の清掃や公民館などの花壇の手入れといった環境美化活動に取り組んでおり、今年4月で28年目を迎える。
日隈副知事は「これからの時代、住民と地域をしっかり守っていくことが大事。これからも続けてほしい」と激励。河野会長(74)は「当たり前だと思ってしてきたことが認められてうれしい」と話していた。
◆「ちょボラ」が長続きの秘訣−高齢者支援や美化活動
4月で活動28年目の4人−バンビ会
椎葉村のバンビ会(河野美津代会長)のメンバーは4人。松尾地区の高齢者支援や美化活動を続け、4月で28年目を迎える。会員は全員70代だが「できるまでやりたい」と受賞を機に地域貢献への気持ちを新たにしている。
結成は1996年4月1日。当時は日本舞踊を習う子どもを含め、12人が所属していた。会名はディズニーの小鹿のキャラクターにあやかった。「子どもがいたので、かわいい方がいいと思って」と当時からの会員の鹿瀬アヤ子さん(74)。
高齢者施設などでの日本舞踊の披露、花の手入れといった美化活動などに取り組むうちに、進学や高齢化で会員は減っていった。今の4人になったのは約15年前。それ以降、送迎や見守り、掃除や障子の張り替えといった高齢者の生活支援活動も行っている。
続けられているのは「おせっかいな性格だから」と4人は笑顔。バスを降りた高齢者がいたら家まで送る、高齢者宅にごみがたまってたら捨てる、配食サービスが休みの土日には料理をお裾分けする――。「それぞれが気が付いたことをやっているだけ」と言う。
その中で気を付けているのは〃ちょボラ〃。ちょっとしたボランティアの略だという。「生活に踏み込まれ過ぎたら、相手は嫌になる。こっちも踏み込みすぎると、負担になる。自分ができることを、できる時にするのが秘訣(ひけつ)」と語る。
続ける理由はもう一つある。恩返しだ。現会員はかつて婦人会やPTA、民生委員などの役員を務めた。その際に「税金で研修や勉強をさせてもらった。おかげで福祉に関する知識を得て、今の活動に生かすことができているから」と明かす。
現役メンバーは最年少が74歳、最年長が79歳。世界保健機関(WHO)の定義では全員、支援される側の高齢者だ。だが、彼女たちは言う。「できることを、できる時に、できるまでやりたい」。元気でいる限り、地域のためにおせっかいの精神で〃ちょボラ〃するつもりだ。