本紙掲載日:2023-02-24
(7面)

素材生かした約60点−3月3日まで虎彦サロン

清水さんと制作したリメーク作品

清水さん(三股町)の着物リメーク作品展

 三股町在住の洋裁師、清水里実さんによる着物のリメーク作品展「REBORN(リボーン)供廚3月3日まで、延岡市幸町の虎彦サロン(風の菓子虎彦内)で行われている。観覧無料。開場時間は午前9時から午後7時(最終日は同5時)まで。

 昨年春に続いて2回目の作品展。古い着物を女性物の洋服に仕立て直したワンピースやブラウス、コート、スカートなどが来場者の視線を集めている。
清水さんは、洋裁師として約40年にわたって腕を振るってきた。扱うのは綿や麻がほとんどだったが、約3年前に訪れた骨董(こっとう)市で着物生地に出会い、素材としての魅力を感じた。

 また熊本や福岡、兵庫県など産地によっても味わいが違うことや、長い時を経ても変わらない強さを持つ物があったり、反対に繊細な扱いが必要な物があったりするため、創作意欲をかき立てられたという。

 昨年の展示会以降に新たに制作した物や、扱い慣れた綿と麻を使った婦人服、はぎれを使った鍋つかみなど約60点が展示され、即売もしている。

 清水さんは期間中、在廊予定。「骨董市は生地を見るだけでも楽しいし、その中でも珍しい柄の着物を選んでいます。まだまだ勉強中ですが、ここで作品を見たお客さまが、お友達を連れてきてくれたりもするので輪が広がった気がしています」と話している。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/