本紙掲載日:2023-02-24
(8面)

金賞・酒井さん、春口さん

日向市景観フォトコンテスト

◆一般・アンダー18−7入賞者を表彰

 日向市が、第11回市景観賞「作品」部門として募集した景観フォトコンテストの表彰式がこのほど、同市上町のホテルベルフォート日向であった。最優秀賞に当たる金賞は、一般の部で酒井佳紀さん(70)=同市財光寺=、18歳以下のアンダー18の部で尚学館小学校5年の春口茉日瑠さん(10)=同市山手町=が選ばれた。酒井さんは市民投票で決める市民賞も獲得した。

 市景観賞は、市内の美しい自然や地域の歴史・文化などの特色を生かし、市の魅力向上に貢献している「もの」や「取り組み」を表彰する制度。2012年度から表彰や講演会を開催している。

 景観フォトコンテストは「ひさしぶりに探そう日向の風景」をテーマに、一般とアンダー18の2部門で昨年8〜10月に作品を募集した。一般の部87点、アンダー18の部41点の計128点の応募があり、各部門で入賞(金、銀、銅賞)作品を選んだ。

 作品は市景観表彰審査委員会が審査。「誰かに教えたいお気に入りの風景」「今後も守り続けたい景観として愛着や誇りが感じられるもの」「この風景を見たい、行きたいと思えるもの」など、テーマに沿った視点がよく表現されているかなどを基準に選考した。市民賞は、市役所などに作品を展示。市民投票で決め、酒井さんの作品が最多得票を得た。

 表彰式で十屋幸平市長は「作品それぞれに作者の思いが込められ、日向の素晴らしさを再認識、再発見するものだった。景観に関する市民の理解が深まり、景観づくりの推進につながれば」とたたえ、入賞者に賞状と記念品を手渡した。

 式後は景観講演会もあり、21年度に美しい宮崎づくり大賞を受賞した「美々津の歴史的町並みを守る会」が活動内容などの事例を発表。宮崎大学地域資源創成学部の講師・尾野薫さんが「未来につなぐ〜日向の風景とその想い〜」をテーマに話した。

 また、会場にはすべての応募作品が展示され、来場者は市内各地で撮影された作品に見入っていた。

 入賞者は本紙へ。

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