本紙掲載日:2023-02-24
(8面)

学んだ知識、子どものために

「足育」をテーマにした講演会もあった延岡市家庭教育学級の合同閉講式

家庭教育学級・合同で閉講式−延岡

 健全な家庭環境で子どもを育てるために、保護者が相互学習を行う家庭教育学級の2022年度合同閉講式は15日、延岡市本小路の市社会教育センターであった。

 今年度は市内52カ所の保育園や幼稚園、小中学校、支援学校など51学級が開設。それぞれの学級で昨年5月から6〜10回、子育てや食育、防災、人権などの学習、視察研修を実施してきた。

 閉講式には、各学級から約60人が出席。感染症対策のため、「めざす保護者像」を黙読した後、市社会教育課の志道里香課長が「家庭とは子どもたちが健やかに育つための基盤。1年間、家庭教育学級を通して学んだ子育てや人権、食育、防災についての知識をぜひ家庭で生かしてほしい」と呼び掛けた。

◆「足育」テーマに講演会も

 この日は講演会もあり、みやざき足育センター代表の成田あす香さんが「足育」をテーマに、「わが子の能力を伸ばす靴選びのコツと足のトラブル予防」と題して講演した。

 足育とは、足に関する知識と靴を選ぶための知識を学び、足を守り育てる習慣をつくること。

 子どもの足(足首から先の部分)は大人と違って骨が軟らかく数も少ないため、サイズが合わない靴を選んでしまうと外反母趾(ぼし)などのトラブルを引き起こす可能性があるとして、靴の正しい選び方を紹介。中敷きを取り出し、中敷きと自分の足のかかとを合わせてみて、爪先に1センチほどのゆとりがある靴を選ぶことや、子どもはすぐに足が大きくなるため、毎月1回はサイズを確認することを呼び掛けた。

 市教委によると、来月には学級ごとに活動実績報告をまとめた文集「ほほえみ」を作成する予定という。

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