本紙掲載日:2023-02-25
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読谷山市長が施政方針

23年度施政方針を述べる読谷山市長

「新しい延岡」さらに

◆延岡市議会定例会が開会

 延岡市議会3月定例会は24日、開会した。会期を3月24日までの29日間と決めた後、読谷山洋司市長が総額668億6800万円の2023年度一般会計当初予算など30議案を提案した。

 読谷山市長は施政方針を述べ、アスリートタウンの再構築やスマートシティ政策などで「『新しい延岡』づくりをさらに力強く進める」と強調。公約に関する政策を中心に、各種施策の内容や目標、当初予算編成などについて説明し、「市民がもっと豊かに、もっと明るく、もっと楽に暮らせる延岡になるよう、『市民目線改革』をさらに進め、職員一丸となりさまざまな事業を進めていく」と述べた。

 一般会計の予算規模は、22年度(肉付け後)比3・7%増で過去最大。引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組むほか、2027年度の国民スポーツ大会や全国障害者スポーツ大会に向けた西階野球場の再整備など「アスリートタウン再構築」、デジタル人材確保の支援など「人への投資」を柱に事業を盛り込んだ。

 主な新規事業は、「空飛ぶクルマ」も見据えた新たな救急搬送体制づくり事業に1300万円、ゼロカーボンシティ推進モデル事業に2億3397万円、まちなか回遊にぎわいづくり事業に1235万円、歴史・文化ゾーン内駐車場管理システム等整備事業に1億3528万円、西階陸上競技場耐震化事業に2398万円など。

 また、昨年の台風14号災害を踏まえ、大規模災害が発生した際、被災世帯や事業者への支援を迅速に実施できるよう、市独自の見舞金なども計上した。主なものでは災害見舞金給付事業に8590万円、災害救助被災者支援事業に6786万円など。

 同定例会は3月7〜9日に総括質疑と一般質問。同10日に予算審査特別委員会と本会議を開き、今年度の各会計補正予算と専決処分を審査、採決する。23年度各会計当初予算案は同13〜16日の予算審査特別委員会で審査し、同24日の最終本会議で採決する見通し。(施政方針要旨は後日掲載)

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