本紙掲載日:2023-02-25
(3面)

いきいき農業塾が開講

2023年度いきいき農業塾塾生とJAの関係者

12月まで・20人が座学と実習−JA延岡

 JA延岡(楠田富雄組合長)主催の2023年度「いきいき農業塾」の開講式がこのほど、延岡市川原崎町の同JA本店であり、延岡市のほか日向市や諸塚村から参加した塾生20人で新たな講座がスタートした。25日から12月まで座学と実習を通じて農業の基礎を学ぶ。

 楠田組合長が「塾を通じて土と交わる素晴らしさ、楽しさ、うれしさを実感してください。作物が出来上がる喜びは大きいものがあります。大きく夢を膨らませて、頑張ってください」と激励した。

 来賓で市総合農政課の矢野敬徳課長が祝辞し、塾生の学びに期待を寄せた。

 川原昌人農産園芸振興課長がスケジュールや受講上の注意などを説明したほか、指導に当たる同JAの営農指定相談員の牧野哲郎さん、職員の佐藤彰さんら指導陣が紹介された。

 開講式に続いて、塾生は2班に分かれて自己紹介。農業への思いや受講の動機などを話したほか、1班の班長に三樹健太さん、2班の班長と塾長に浜垣克広さんを選んだ。

 このうち諸塚村から受講した、岡田健作さんは「会社(延岡市の修電舎)で6年前から農業に取り組んでいますが、基礎から学びたくて受講しました。今までやってきた以上の新しい知識を身に付けたいですね」と意気込みを話していた。

 同塾は農業を通じた生きがいづくりと就農への意欲を高めてもらうことを目的に、1999年度から始まった。昨年12月に終了した2022年度の塾までに延べ820人が卒業。塾生の中には、新たに農業を始めて同JA直営の「ふるさと市場」に農作物を出荷している人も少なくない。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/