本紙掲載日:2023-02-27
(8面)

各年の人気、話題作を紹介−延岡市立図書館

同館職員が作ったパネルが目印の「芥川賞・直木賞」
「本屋大賞」と「大宅壮一ノンフィクション賞」の受賞・ノミネート作品も展示中

3月2日まで、文学賞受賞・候補作品展

 延岡市立図書館(工藤靖治館長)は3月2日まで、日本の文学賞を受賞またはノミネートされた作品を賞ごとに展示する「文学賞受賞・候補作品展」を開いている。

 毎年恒例の人気企画「芥川賞・直木賞」は2003年までの過去20年分、100冊を展示。リストには、その年に起きた出来事や流行語も掲載されているため、受賞作品と一緒に一年を振り返ることができる。

 また、ノンフィクション作品も楽しんでほしいと「大宅壮一ノンフィクション賞」の受賞・ノミネート作品も約100冊紹介。この賞はジャーナリストの大宅壮一の活躍を記念し、1970年に制定され、その年の第1回受賞作品「極限のなかの人間」(尾川正二著)を皮切りに各年の優れた伝記や郷土史、旅行記、ドキュメンタリーを表彰している。

 書店から売れる本をつくっていく、出版業界を現場から盛り上げていくことを目的に発案された「本屋大賞」は、過去一年の間、全国の書店員が読んで「面白かった」「お客さんに薦めたい」と思った本を選び、大賞を決定。中には映画やドラマ化された作品もある。

 展示スペースには書籍リストもあり、貸し出し中の本は予約、所蔵されていない本はリクエストも同館受付でできる。湯川拓未司書は「この機会にぜひ読んでみてください」と呼び掛けている。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/