本紙掲載日:2023-02-28
3面

ストーカー被害相談445件

県警本部長・ここ数年高い水準−県議会代表質問

 県警は27日、昨年の県内のストーカー被害相談件数が445件だったことを明らかした。県議会2月定例会代表質問で田口雄二議員(県民連合宮崎、延岡市区)の質問に山本将之警察本部長が答えた。

 田口議員は全国で痛ましいストーカー犯罪が発生している現状を挙げ、相談件数と対応を質問。山本本部長は2018年の387件から増加傾向であること、ここ数年は500件前後の高い水準で推移していることも示した。

 ストーカー被害の相談については、警察署と県警本部で24時間態勢で受理。加えて、警察署に寄せられた相談は警察本部に全て報告した上で、相互に連携して組織的に対応している点を強調。

 被害者の安全確保を最優先とし、宿泊施設への一時避難や自宅付近のパトロール、危険性が高い事案には24時間の張り付き警戒や通報装置の貸し出しなどの安全対策を講じた上で、行為者に住居侵入や脅迫などの法令違反がある場合は捜査するとともに、ストーカー規制法の禁止命令などの措置を講じるなどの対応を述べた。

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