本紙掲載日:2023-02-28
(2面)

感染管理認定看護師教育課程−6期生15人が修了

修了証書を受け取る県立延岡病院の看護師福山さん

知識・技術「還元したい」−県立看護大


 県立看護大学看護研究・研修センターの感染管理認定看護師教育課程修了式は22日、宮崎市の同大であり、感染予防とその対策に必要な専門知識、技術を習得した県内外の修了生15人が、所属施設と地域における感染予防の管理と発展に貢献することを誓った。

 感染管理認定看護師は、日本看護協会が感染症に関する専門知識、技術を持つ看護師に与える資格。修了生は県内4人、県外11人の看護師で、昨年7月からの8カ月間、講義や実習など計630時間のカリキュラムをこなした。

 式では、同大の平野かよ子学長が「常に正しい情報をキャッチし、適切な医療に結び付ける役割を担ってほしい。自己研さんに努めて実践力を身に付け、それぞれの地域の医療の質向上に努めてほしい」とエールを送った。

 県立延岡病院HCU病棟の看護師福山直子さん(41)は「充実した8カ月間だった」と支えてくれた人へ感謝を述べ、「スタートラインに立っただけ。得た知識を実践を通して還元していきたい」と話した。

 今年度の6期生15人は同看護師の資格取得に向け、2023年度に実施される日本看護協会の認定審査を受ける予定。同センターによると、今月時点で県内に43人が同看護師として登録されているという。

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