本紙掲載日:2023-02-28
(2面)

22年度事業の成果など報告

県立高千穂高校のT―LABOで開かれた魅力向上推進委

高千穂校魅力向上推進委

 県立高千穂高校(佐伯浩美校長、263人)の魅力向上を図る高千穂高等学校魅力向上推進委員会(会長・甲斐宗之高千穂町長)が16日、同校のT―LABOであった。高千穂、日之影、五ケ瀬町の行政、教育関係者ら約40人が出席し、推進委の理念やビジョン策定に関する議案1件を承認。今年度の事業成果などについて意見を交わした。

 冒頭、甲斐会長が「高千穂高校は西臼杵郡の発展に不可欠な存在。多くの子どもに進学先として選ばれ、未来永劫(えいごう)存続できるよう協力をお願いしたい」。佐伯校長が「教育力の向上のみならず、地域活性化にもつながるような話し合いが持たれることを期待する」とあいさつ。

 同校の魅力向上推進コーディネーターが、学力向上や地域共創に関する今年度事業の進捗(しんちょく)、他県の高校2年生を単年留学生として受け入れている「地域みらい留学365」の現況、地域に密着した課題解決型学習などを特色に掲げる岡山県立林野高校の視察結果を報告した。

 また、進路部主任の橋本淳教諭から共通テストに関する報告もあり、昨年よりも受験者が増え、文系理系ともに全国の平均点を上回ったとするデータを提示。「生徒自身の頑張りが大前提として、取り組みの成果は確実に表れている。大学進学を志望する生徒も問題なく学べるという証明になったのでは」とまとめた。

 その後、「西臼杵郡の未来づくり、人づくり」を理念に、持続可能で住み続けたい地域・未来づくりへの貢献▽地域課題に向き合う主体性の醸成▽個別最適化された教育の実践▽高千穂高校の魅力を多くの人へを柱とする推進委ビジョンの策定を全会一致で承認。2023年度の事業計画と収支予算案を共有した。

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