本紙掲載日:2023-03-01
(2面)

持続可能なまちづくりへ

包括連携協定を交わした五ケ瀬町の小迫町長(左)と九州電力宮崎支店の久冨木支店長(提供写真)

五ケ瀬町と九電宮崎包括連携協定

 五ケ瀬町と九州電力宮崎支店(宮崎市、支店長・久冨木護執行役員)は15日、持続可能なまちづくりの推進に向けた包括連携協定を締結した。今後、脱炭素に基づく多方面への取り組みに協力して当たる。調印式は町役場であり、小迫幸弘町長と久冨木支店長が覚書を交わした。

 同町は低炭素社会実現のための基本条例を定め、その実施計画として「五ケ瀬町スマートライフプラン2021ステージ2nd」を策定。21年10月、国の方針に沿って「五ケ瀬町ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、地域振興に向けた施策を講じている。

 協定は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指す九州電力グループに、脱炭素社会への取り組みや町の施策全般におけるノウハウを教わり、持続可能な活力あるまちづくりを展開しようと、町側が提案。その思いに共感した九州電力グループが応じた。

 同町によると、3月から次年度に向けた具体的な施策を検討する計画で、環境・エネルギー▽観光振興▽産業振興▽移住・定住▽防災・災害時の支援▽地域の安全・安心▽その他地域社会の活性化および町民サービス向上などに取り組むという。

 町企画課は「環境資源が豊かな五ケ瀬町だが、それを生かすノウハウが不足していると感じていた。九電グループにはさまざまな面でご助力を頂き、末永く良い関係が築けるとありがたい」と話した。

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