本紙掲載日:2023-03-02
(8面)

「毎日を精いっぱい過ごしていく」

聖心ウルスラ学園の合同卒業式(2日午前)

聖心ウルスラ学園で合同卒業式

 延岡市緑ケ丘の聖心ウルスラ学園高校(佐田栄子理事長、佐々木〓夫校長)と看護専攻科、併設する聡明中学校高等部で2日、卒業式があった。同学園高の140人、看護専攻科の30人、聡明中高等部15人の計185人が新たな門出を迎えた。

 卒業証書を手渡した佐々木校長は「現実は想像通りにはいかないが、自分と家族と共にこの時をかみしめてほしい」と話し、「優しさと愛の表し方を考える人を目標にしていただきたい」とはなむけの言葉を贈った。佐田理事長は「皆さんは神様から愛され、この世に一人しかいない。あしたからの新しい道を歩んでください」と祝辞を述べた。

 在校生代表の3人が送辞。体育祭やレクリエーションなど先輩たちとの思い出を振り返り、「先輩方は私たちの目標。先輩たちの築き上げた伝統を守っていく」と誓った。

 卒業生代表で中西彩弥子さん(聡明中高等部)、福元輝星さん(聖心ウルスラ学園高)、松田奏恵さん(看護専攻科)が答辞。支え合った仲間や恩師、家族に心からの感謝の気持ちを涙ながらに伝え、「一人ひとりが大きな希望を持って、それぞれの花を咲かせられるように頑張っていく」、「どんな逆境にも負けずいつか必ず美しい花を咲かせられるよう毎日を精いっぱい過ごしていく」、「壁にぶつかった時はこの5年間を思い出して乗り越えていく」と今後の活躍を誓った。

 卒業生は吹奏楽部による「ハレルヤ」の演奏に見送られて退場した。

 また、きのうは同校で卒業感謝ミサが行われ、延岡カトリック教会(同市須崎町)の主任司祭・竹内昭彦神父が聖書を朗読。共同祈願で卒業生代表と在校生、教職員代表が祈りをささげ、卒業生には竹内神父から聖水を掛けてもらい、祝福を受けた。

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