本紙掲載日:2023-03-03
(7面)

スイートピーの収穫、本格化

美しく咲いたスイートピーの手入れをする佐藤さん夫妻

延岡市北川町の生産農家

 卒業や入学といった新たな門出の季節に合わせて、延岡市北川町長井の花卉(かき)農家、佐藤徳幸さん(47)のビニールハウスではスイートピーの収穫作業が本番を迎えている。

 町内2カ所のハウス約23アールでは、赤やピンクの鮮やかなスイートピーが咲き誇り、出荷の時期を待っている。

 佐藤さんのハウスでは昨年9月上旬に作付け、11月から出荷が始まった。今年も2月下旬から本格的なシーズンが始まり、現在は妻恵美子さん(49)とパート従業員合わせて8人で、朝から収穫を行う。午後からは色やサイズをそろえて100本ずつ箱詰めし、福岡や兵庫の花市場に送るほか、JA延岡の産直市場の店頭にも並ぶ。

 徳幸さんは就農して21年目のベテラン。就農と同時にスイートピー栽培に取り組んでおり、現在はチェリー、ルージュ、ラベンダーなど8品種を栽培する。徳幸さんも恵美子さんも、花の美しさや甘い香りが大好きで、共に深い愛情を注ぎながら育てている。

 これからも、より品質の高い花づくりを目指し、「市場との信頼関係をさらに強くして、たくさんの方に喜んでもらえるスイートピーを育てたい。そのためには栽培環境もさらに良いものにしなくては」と意気込みを話していた。

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