本紙掲載日:2023-03-04
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早期水稲用早くも苗づくり-JA延岡の支援センター

次々と流れる苗箱をチェックする職員

田植えは4月から

 延岡市祝子町のJA延岡地域農業支援センターで早期水稲用の苗づくりが始まった。主食用がコシヒカリとミルキークイーン、飼料用がミナミユタカの3品種で、4月から始まる田植えに向けて準備が進む。

 土が均等に盛られた苗箱に、150グラムずつの種籾(たねもみ)が1度にまかれ、ベルトコンベアで運ばれると次は上から土をかぶせる。工程は自動化されており、職員は種籾の広がりやベルトコンベアーの動きを注視する。

 種籾は温度と湿度が管理された部屋で発芽すると、35日で10センチ前後の苗に成長する。4月上旬から北浦町、熊野江町、北川町などの生産者に約18ヘクタール分の苗が配布され田植えが始まる。

 センターの本田浩司部長は「生産者に丈夫な苗を提供できるよう、ハウス内での温度と水の管理を徹底したい」と話していた。

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