本紙掲載日:2023-03-04
(6面)

練習の成果を披露

高巣野小で学習発表会−日之影

 日之影町立高巣野小学校(三浦哲至校長、33人)の学習発表会が2月12日、同校であった。全校児童が2学年ずつに分かれ、日頃の学習の成果を発表。演劇や歌、伝統芸能など多彩なプログラムで保護者らを楽しませた。

 この日はまず、1、2年生が、国語の授業で扱う童話「おむすびころりん」の音読劇に挑戦した。ネズミの耳や尻尾、はんてんなどのかわいらしい装いで役に成り切り、はつらつと立ち回る姿で会場を和ませた。

 3、4年生は「THE☆DANSHICHI」と題し、総合学習で取り組む地元の県指定無形民俗文化財「深角団七踊り」を実演。男女別にそろいのはかまや着物をまとい、時代劇調の解説を交えながら太鼓と囃子(はやし)に合わせて勇壮な演舞を披露した。

 5、6年生は「SDGsTUBE」を演題に、国連が定める持続可能な開発目標に関する研究成果を発表。ステージを動画共有サイト「YouTube」の検索画面に見立て、児童扮(ふん)するインフルエンサーが「SDGsとは何か?」「もっと詳しく!『海の豊かさを守ろう』」「あなたにもできるSDGs」をテーマに伝えた。

 全校児童による合唱「赤い屋根の家」がフィナーレを飾り、閉会式に立った三浦校長は児童の発表に臨む姿勢や練習に取り組んできた日々を回顧。「感動を与えてくれる素晴らしい発表でした」と講評した。

 6年生の橋本侑樹さん(12)は「SDGsの17目標や取り組む意味について深く知れました。台本を覚えるのは苦労したけど、みんなに喜んでもらえて良かったです」。5年生の松本真凜さん(11)は「最初は緊張でドキドキしたけど、演じている間に落ち着きました。SDGsは重要なので、これから取り組んでいきたいです」とほほ笑んでいた。

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