本紙掲載日:2023-03-04
(7面)

6年過ごした仲間と学びやに別れ

卒業生を代表して答辞を述べる江口柊眞さん

五ケ瀬中等教育学校が卒業式

 県立五ケ瀬中等教育学校(平和正校長)の第24回卒業式が3日、五ケ瀬町三ケ所の町民センターであり、卒業生36人(男子20人、女子16人)が中高一貫の6年間を共に過ごした仲間や教諭、学びやに別れを告げた。

 卒業生は左胸に鮮やかな花飾りを着けて入場。平校長が一人ひとりに卒業証書を授与し、中島みゆきさんの曲「糸」を紹介しながら「皆さんの出会いも必然の奇跡。36人がそれぞれの世界に力強く旅立ち、その前途が洋々たることを願います」と式辞を述べた。

 送辞に続き、卒業生代表の江口柊眞さん(18)が「人間の能力をしのぐAIの出現、現代社会のもろさをあらわにした感染症、終わりの見えないロシアウクライナ情勢は無関係な出来事ではない。学びの森で培った困難に立ち向かう力と野性味を生かし、力強く羽ばたくことを誓います」と答辞。涙を浮かべて保護者らに感謝を伝えた。

 すすり泣く音も聞こえる中、卒業生は全員でRADWIMPSの「正解」と校歌を斉唱し、保護者や教諭、在校生らの温かい拍手に包まれて学びやを巣立っていった。

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