本紙掲載日:2023-03-06
(1面)

研究事業を知ってほしい−九保大

イオン延岡店で10日まで行っている九保大の学内共同研究発表のポスター展示

10日までイオン延岡店でポスター展示

 延岡市吉野町の九州保健福祉大学(兒玉修学長)は、同大学の研究・事業内容について市民に広く知ってもらおうと、今年度の学内共同研究発表のポスター展示を、延岡市旭町のイオン延岡店1階ABCマート前で行っている。10日午後5時まで。

 新たなアイデアの発見や創出、分野を超えた共同研究につなげる機会を提供することを目的とした同大学の「研究経費助成」「地域創生事業経費助成」を受けて、同大学の教授や准教授、講師らが今年度に研究した内容をポスターにまとめて展示。各教職員の専門分野や地元企業と協力して県北に特化した研究など、全15テーマの研究を紹介している。

 このうち、生命医科学科と作業療法学科は、免疫増強や高血圧改善などの作用があるβ―グルカンの含有量と血管細胞への影響を、県北で販売されているドレッシング、おから、大豆、豆腐などの食品で調査した。それぞれの食品から含有濃度を測定し、食品の抽出液がもたらす血管細胞への影響を写真やグラフでまとめ、「成果と情報を市民に提供することは、市民の健康維持・増進ならびに生活習慣病の予防を目的とした食生活の改善や健康教育に大きく寄与するものと考えられる」とメッセージを添えている。

 会場にある2次元コード(QRコード)をスマートフォンなどで読み込むと、各研究に対するコメントを送信することができる。同大学は「教職員は市民のために頑張っている。大学の魅力や強みを感じ取ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。

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