門川町善行児童生徒－２人に教育委員会賞

伝統芸能伝承やボランティア活動

　日頃から他の模範となる活動などに取り組む児童生徒をたたえようと、門川町教育委員会（新原とも子教育長）は２月２０日、町役場で今年度の善行児童生徒表彰式を行った。

　今年度は教育委員会賞に２人、学校賞に３１人が選ばれた。このうち、式には教育委員会賞の濵田愛生（あいき）さん（１２）＝草川小６年＝と甲斐光翔（らいと）さん（１５）＝門川中３年＝が出席した。

　濵田さんは、地域で率先してあいさつやボランティア活動に取り組み、少年ソフトボールチーム・草川ファイターズの主将や、地域の伝統芸能・庵川ばんばの中心的存在として活躍している。

　甲斐さんは、門川中のボランティアクラブ「ハピネス」の部長や、生徒会の学習委員長として積極的に周囲を導き、看護師になる夢をかなえるため、何事も真面目に粘り強く取り組んでいる。

　新原教育長は「この表彰は、子どもたちが日頃、何気なく続けている良い行いを、大人が見逃さずに褒めて率先して育てていく過程に重きを置いている。善い行いが学校全体、地域全体に広がっていくことを願っている」とあいさつ。

　受賞者を代表し、甲斐さんは「活動している中できついな、やめたいなと思ったこともあったが、乗り越えた時に達成感を感じた。こういう経験を大事にして高校生になっても頑張りたい」と語った。