本紙掲載日:2023-03-08
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オカメザクラが見頃に−日向市北町JR高架下

 日向市北町のJR日向市駅高架下沿いに、全長約300メートルにわたり植えられている67本のオカメザクラが今年も見頃を迎え、市民の目を楽しませている。

 オカメザクラは、バラ科サクラ属の園芸品種。イギリスの研究家がカンヒザクラとマメザクラを交配して作出したとされる。淡い紅色の一重咲きで、ソメイヨシノより開花が早く、花が下向きに咲くことが特徴という。

 同所のサクラは、北町1区の地元住民らが2012年12月、市の助成金などを活用して地域緑化の一環で植えたもの。ひょっとこ踊りが伝承される同市で、地域おこしの意味も含めて「おかめの名が付いたこの桜を植樹したい」と発案した。以来、毎年この時期に愛らしい花を咲かせている。

 友人と桜並木を散歩するのが日課という70代女性は「毎年、花が咲くのを楽しみにしている。今年もきれいに咲いてうれしい。会話も弾みます」と話していた。

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