本紙掲載日:2023-03-08
(2面)

食品ロス削減を呼び掛け

オリジナル箸を配布する県シンボルキャラクターみやざき犬の「かぁくん」

食べきり宣言キャラバン−みやざき犬、日向でPR

 食品ロスの削減を目指す「みやざき食べきり宣言プロジェクト」の一環として、日向市財光寺のマルイチ財光寺店で5日、「食べきり宣言キャラバン」があり、買い物客らに食品の食べきり、使い切りへの協力を呼び掛けた。主催は、県や市町村、関係団体などでつくる県4R推進協議会(詠田トキ子会長)。

 食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。同協議会によると、国内では年間約522万トンの食品ロスが発生しており、そのうち約半分は一般家庭から排出される、作り過ぎによる食べ残しや期限切れとなった食品という。

 この日は、県シンボルキャラクターみやざき犬の「かぁくん」が訪れ、店を訪れた人たちに、みやざき犬がデザインされたオリジナルの箸をプレゼント。同市江良町の主婦横山友梨子さん(35)は「自宅でも外食でも、自分の分は減らすようにして、子どもが食べ残した分を食べるようにしています」と話していた。

 同協議会は、循環型社会の形成に向け、4R(Refuse〈リフューズ〉=ごみになるものは買わない・断る、Reduce〈リデュース〉=ごみの量を減らす・出さない、Reuse〈リユース〉=まだ使えるものは工夫して再度使う、Recycle〈リサイクル〉=再生できるものは資源として再生利用する)と廃棄物の適正処理を推進し、生活環境の保全と向上を図ることを目的としている。

 食べきり宣言キャラバンは先月、串間市で実施。今月18日には高千穂町でも予定している。

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