本紙掲載日:2023-03-09
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旭有機材−社内報が200号到達

200号を迎えた社内報と前身の月刊紙を手にする田中さん(左)と岡部さん(延岡市中の瀬町)

創刊1992年−30年超の歴史・月刊から季刊紙

 延岡市中の瀬町の旭有機材(中野賀津也社長)の社内報「+POWER(プラスパワー)」が2022年冬号で節目の200号を迎えた。編集を担当している人事部延岡総務・勤労グループの田中末廣さん(53)と岡部真理子さん(46)は、「第1号から30年超という重みを感じる」と同紙の歴史を振り返った。

 同紙の前身に当たる月刊の「YousPaper(ユースペーパー)」は、研究棟や世界最大規模の5千トン射出成形機などが延岡の工場に建設、導入され始めた1992年に創刊。積極的な設備更新のスピードに社内周知が追いつかない状況だったため、主に工場の現況を伝える目的で刊行が始まったという。

 現在の季刊紙に移行したのが95年5月1日。ページ数を4ページから15〜20ページに増やし、工場の近況報告や社員制作の4コマ漫画(現在は未掲載)など既存のコーナーに加えて、社長インタビューや社内表彰受賞者の紹介、若手社員がおすすめの一冊を紹介する「本屋へ行こう!」、メンタルヘルスケアなどをテーマにした産業医寄稿、外国人技能実習生や海外駐在員に関する情報など内容を充実させながら、企業理念に沿った発信を続けている。

 編集を担当しているのは編集長の岡部さんはじめ約10人。長年、デスク担当として刊行を支え、昨年退職した別府寛美さんから業務を引き継いだ田中さんは「新しい設備などで取りこぼしている情報はないかなどかなり気を使いますが、これからもしっかり歴史を紡いでいければ」と話している。

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