本紙掲載日:2023-03-09
(7面)

みよこみよこさんの作品展

12日まで開かれている「すごもりむしとをひらく」。手前の作品は作品展と同じタイトルで「いろんな思いをもりもりと盛り込みました」とみよこさん

初公開含む50点以上展示

◆12日まで延岡・ギャラリーかわなか

 延岡市在住のイラストレーター・みよこみよこさん(49)の作品展「すごもりむしとをひらく」が、同市伊達町のギャラリーかわなかで12日まで開かれている。2年ぶりの作品展で、初公開の作品を含めて50点以上を展示している。入場無料。

 タイトルは、二十四節季の「啓蟄(けいちつ)」の語源とされる「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」から。寒い時期を地中で過ごしてきた生き物たちに、「コロナ禍で外出できない、外に出てもいいのかという、鬱々(うつうつ)した時期が続いた。年齢的に、体調を壊したり、親を心配したりと内にこもって考えることも多かった」というみよこさんの思いを重ねた。

 さまざまな生き物が動きだす季節。「土から光の方に出て行くように、自分を自分で応援するような、背中を押すような作品展になればと思った」という。

 会場には、心をほっと癒やしてくれる動物や植物をモチーフにした作品がずらり。すべて、パソコン上で描いた作品を超高性能プリンターで仕上げるジクレ版画という技法が使われている。

 今回は、オリジナル御朱印帳「涅槃(ねはん)ZOO」も販売。「人気投票アンケート」や「みよこ朱印」など参加型で楽しめるおもしろ企画も用意されている。

 期間中は午前10時〜午後8時営業。みよこみよこさんは11、12日は在廊予定。「日常の中ではさまざまなことが起きているが、なかなか自分と向き合う時間はない。作品を通して自分と対話し、少しでも明るい方に進んでもらえるとうれしいです」と話した。

 問い合わせはギャラリーかわなか(電話延岡32・4036)まで。

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