延岡ＶＲ訓練参加呼び掛け

避難行動をゲーム感覚で

◆１１日・自分の分身、アバターで体験

　延岡市は、災害リスクや災害時の避難行動などをゲーム感覚で学ぶ「延岡ＶＲ避難訓練」を１１日午後１時からと同４時からの２回実施する。スマートフォンにアプリをインストールし、バーチャル空間で訓練するもの。参加を呼び掛けている。

　避難時に支援者となり得る子育て層や若年層が、地域である防災活動への参加が低い傾向にあるため、市は防災に興味関心を持ってもらうきっかけづくりを検討。九州保健福祉大学や旭化成、青年会議所、ＰＴＡ連絡協議会や教職員で組織した実行委員会で出た意見を、公募型プロポザールで決定したファンタスティックモーション（本社・栃木県）が反映し、宮崎大学の教授らの監修でアプリを開発した。

　訓練は、スマートフォンに「延岡ＶＲ避難訓練」アプリをインストールし、自身のアバターを操作し、南海トラフ地震からの避難を体験する。

　どこからでも参加できるが、午後１時と同４時の２回行う「お披露目会」の同市幸町のｗａｉｗａｉＰＬＡＹＬＡＢ（ワイワイプレイラボ）会場からも参加できる。問い合わせは市危機管理課（電話延岡２２・７０７７）。