本紙掲載日:2023-03-10
(7面)

文化の違い、面白さ知る

韓国の伝統衣装「ハンボク(韓服)」を身にまとって講師を務めたヤンさん

県国際交流員から韓国について学ぶ−延岡小

 延岡市立延岡小学校(工藤寿充校長、410人)が2月22日、6年生67人を対象にした国際理解講座を開いた。講師は県国際交流員で韓国出身のヤン・へジョンさん(27)が務め、韓国の文化や韓国語などを紹介した。

 ヤンさんによると韓国人の名字のうち、キム(金)、イ(李)、パク(朴)が全体人口の約45%を占めている。そのため、韓国では名字ではなく名前で呼ぶという。加えて、年上の女性を呼ぶ際はオンニまたはヌナ、男性の場合はヒョンまたはオッパを名前の後に付けると説明した。

 続けて、韓国での年齢の数え方を紹介。韓国では生まれた時から1歳とし、誕生日ではなく元日に年齢が1歳ずつ増えるため、1995年8月生まれのヤンさんは韓国では29歳となる。児童は日本と異なる年齢の数え方に驚いていた。

 また、韓国の食事風景の動画から日本との食文化の違いを説明したほか、韓国語に聞こえる日本語として「これ、なんだ」と発音すると韓国語で「クジラが飛ぶ」という意味になることなどを紹介した。

 最後に児童は、「韓国で広がっている日本の食べ物は何ですか」「一番好きな日本のアニメは何ですか」などと質問。ヤンさんは「すし、ラーメン、たこやきです」「小学生にお勧めしてもらったスパイファミリーです」と答えて交流を深めていた。

 長友亮史さん(12)は「日本と違う文化に驚いた。韓国語は難しいと思っていたが、教えてもらって面白いと思った」と話していた。

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