本紙掲載日:2023-03-11
(1面)

笑顔と交換、だがしの日−12日まで

「はい、にっこり」の合言葉で子どもが笑顔になり、駄菓子が手渡された(11日午前)
ステージイベントやマルシェも行われ、多くの人でにぎわっている
子どもを喜ばせる遊びも数多く用意されている

延岡市北川町の下赤公民館周辺

 子どもの笑顔と駄菓子を交換する「第2回だがしの日」イベントが11日から、延岡市北川町の下赤公民館周辺で始まった。子どもが笑顔になると、周りの大人にも笑顔の輪が広がると、駄菓子配布や遊びコーナー、ステージ、マルシェと充実している。12日まで。

 主催は、#北川コフレ(妹尾麻樹代表)。「元気と笑顔をつなぐ地域活性化と災害復興チャリティーイベント」をスローガンに、実行委員会を組織し、準備してきた。

 「だがしの日」は、岡山県の菓子メーカーの提唱で結成された「DAGASHIで世界を笑顔にする会」のプロジェクト。〃お菓子の神様〃として祭られている田道間守(たじまもり)公の命日が3月12日であることから、2015年に記念日登録され、16年からイベントが開かれている。

 昨年、県内で初めて同市北川町川内名の白石地区にあった活動拠点で同イベントを開いた#北川コフレ。台風14号で浸水し、途方に暮れた。

 しかし、だがしの日を提唱した菓子メーカーが心配の声とともに「ぜひ今年もイベントをやってほしい。元気を出して」と大量の駄菓子を届けてくれ、原動力になった。

 目的に賛同した仲間や、「下赤地区の活性化につながる」と歓迎し、会場整備を続けた地域住民らボランティアときょうを迎え、「たくさんの人のおかげで開催できるイベントで感慨深い。場所は変わったが目的は一緒」と妹尾代表(46)。

 「たくさんの子どもたちに、来年も楽しみにしてもらえる、記憶に残るイベントにしたい」と話した。

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