本紙掲載日:2023-03-11
(7面)

三川内中が優良校

「環境美化教育優良校等表彰事業」で優良校に選ばれた三川内中学校。後列中央が主宰幹事の長友さん

第23回環境美化教育優良校等表彰

◆ホタルの定点観測やMKDなど評価

 飲料業界6団体で構成する公益社団法人食品容器環境美化協会(那須俊一会長)による第23回環境美化教育優良校等表彰事業で、延岡市立三川内中学校(和田健校長、16人)が優良校に選ばれた。

 表彰は、独創的な環境美化教育に継続的かつ熱心に取り組み、地域社会と連携して環境美化に寄与している小中学校を、都道府県からの推薦によって選出したもの。

 同校は1978年から、ホタルの個体数調査など定点観測に取り組んでいる。生息数減少で25年ほど前から、5地区に分かれて地域と協力して行う三川内河川大清掃作戦(MKD)を実施。

 親子3代にわたって環境保全の大切さを語り継ぐ恒例行事になっていること、取り組みが校外へ三川内の魅力を伝える活動に発展していることなどが評価され、県環境森林部の推薦で、全国19校の一つに輝いた。

 2月9日に同校で表彰伝達式があり、同協会宮崎地方連絡会議主宰幹事でキリンビール宮崎支店の長友良弘支店長が、「次の世代に引き継がれる末永い活動になることを願っている」と話し、生徒会副会長の小野杏実さん(14)に表彰状と副賞を手渡した。

 和田校長は「生徒やその先輩たちが、地域、保護者の皆さんと一体となって継続してきた活動をこれからも続けていきたい。子どもたちが大人になってからも、三川内の環境を守る活動をつないでいってくれると信じている」とあいさつした。

 生徒会長の奈須唯斗さん(14)は「先輩たちから受け継いできたこの活動を、10年、20年、30年後も自分たちのふるさとが自然豊かなままであるように活動を続けていきたい」、小野さんは「三川内ならではの活動が評価されてうれしい」と話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/