本紙掲載日:2023-03-13
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延岡市「行かない市役所」など採択

デジタル田園都市国家構想交付金−内閣府

 内閣府は10日、デジタル田園都市国家構想交付金の交付対象事業を決定したと発表した。デジタル実装タイプのマイナンバー利用横展開事例創出型に延岡市の「のべおかポータルと新マイキープラットホームを活用した『行かない市役所』構築事業」が採択されたほか、同タイプの優良モデル導入事業型(タイプ1)に同市や日向市、門川町、高千穂町がそれぞれ申請した計9事業が決定した。

 マイナンバー利用横展開事例創出型は、全国への横展開モデルとなるマイナンバー利用の先行事例をつくるのが目的。延岡市の事業は、運用中の「のべおかポータル」などを活用し、子供医療費受給申請などがオンラインでできる「行かない市役所」の実現を目指す。採択額は2億8752万円で、国が100%補助する。

 タイプ1は、地域の課題解決などに向けて、他の地域で既に確立されているモデル事業などを活用し、横展開を行う地方公共団体の取り組みが対象。1億円を上限に、事業費の2分の1を補助する。

 タイプ1に採択された県北関係の事業と採択額は次の通り。

【延岡市】平時・災害時共通住民・関係人口との相互コミュニケーションによるwell―being(ウェルビーイング)の実現(9957万円)

【日向市】ドローンとクラウドを利用した災害対策のデジタル化(508万円)▽公共施設利用手続きのデジタル化(487万円)▽会話内容テキスト表示サービスの拡充(243万円)▽電子申請システムの拡充による行政サービスの向上(78万円)▽LINE活用による情報配信(145万円)

【門川町】LINE窓口導入事業(259万円)

【高千穂町】電子地域通貨導入事業(1674万円)▽宿泊予約サイトと体験型旅行商品予約サイトとの連携事業(225万円)

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