本紙掲載日:2023-03-13
(7面)

問題解く楽しさ知る

そろばんをはじいて一生懸命に問題を解く児童たち

珠算教連県支部のそろばん教室−岡富小

 珠算の正しい知識や魅力を広めようと全国珠算教育連盟県支部(中窪豊秋支部長)による出前授業「そろばん教室」が2月14、15の2日間、延岡市立岡富小学校(柳田光一郎校長、413人)で行われた。

 同連盟は毎年、依頼があった学校にボランティアで講師を派遣しており、今学期は同校の他に市内各学校で実施される。この日は、同市中川原町の旭珠友会から今村聖さんが講師として訪れ、1、2時間目は3年1組25人を対象に教えた。

 カメラを使ってテレビ画面に大きくそろばんを映し、玉をはじく時の動作や足し算・引き算の解き方を丁寧に解説。児童たちも教えてもらった動きを何度も確認しながら実際に問題を解いていった。

 だんだん慣れてきたところで小数の問題やフラッシュ暗算に挑戦。今村さんに「間違えてもいいから一生懸命やることが大切」と言われた児童たちは真剣な表情で画面に映し出される2桁の数字を眺め、頑張って計算していた。

 初めてそろばんを触ったという鈴木風子さん(9)は「足し算や引き算の計算ができるようになって楽しい。親指と人さし指を使ってはじき方を覚えたら簡単だった。そろばんを買って家でお母さんに教えてあげたい」と話した。

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