本紙掲載日:2023-03-14
(3面)

図鑑、かるたに続いてさかなの下敷きを製作

オンラインで開かれた門川町と宮崎大学の連携事業報告会(3日、門川町役場)

宮崎大学との連携事業報告会−門川町

 地域の自然生態系調査などに連携して取り組んでいる門川町と宮崎大学は3日、オンラインで今年度の連携事業報告会を開き、成果を共有した。

 両者は2017年6月、地域の魅力発信や活性化を目的に包括連携協定を締結し、さまざまな事業に取り組んでいる。

 この日は「知って遊んで楽しめる門川の水辺情報発信プロジェクト」「カンムリウミスズメの生態・行動研究と捕食者対策」「フィンガーライムの産地化に向けた取り組みとオリジナル品種の育成」の三つの連携事業について、同大学の教授らから進捗(しんちょく)状況や成果が報告された。

 このうち「知って遊んで――」は、魚の多様性や海の豊かさを伝える「宮崎県のさかなのまち門川の魚図鑑」「新・門川の魚図鑑ひむかの海の魚たち」の出版や、「さかなのまち門川の魚かるた」の販売などに続く事業で、今年度は町内の河川の魚を手軽に調べるツールとして、「山・川・海とつながるまち門川のおさかなコレクションシート」と題した下敷きが製作された。

 担当する村瀬敦宣農学部准教授は「これまでに出版した図鑑と併用することで、海から川まで門川町の魚をくまなく知ることができ、次世代を担う子どもたちが水辺に親しみ、その魅力を実感することにつながる」と報告した。

 下敷きは、来年度初めに町内の小学生に配布される予定という。

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