本紙掲載日:2023-03-14
(6面)

最優秀賞など入賞者27人を表彰

表彰式で受賞作品を元気いっぱいに朗読した、小学校下学年の部最優秀賞の柳田さん

「延岡発展の父と母に思う!!」感想文コンクール

◆内藤家顕彰会と野口遵顕彰会

 延岡市の内藤家顕彰会(大崎清会長)と野口遵顕彰会(吉玉典生会長)が、市内の児童生徒を対象に募った「延岡発展の父と母に思う」感想文コンクールの表彰式が12日、同市紺屋町のエンシティホテル延岡であった。189人から応募があり、入賞した27人に賞状と記念品を贈った。

 「延岡発展の父」は最後の延岡藩主内藤家、「母」は旭化成の創業者野口遵を指す。仲田又次郎・初代市長が著書の中で「延岡市中興の父は内藤家、新興の母は野口遵翁」とたたえた。両顕彰会は、内藤家と野口の功績を後世に語り伝えるためにも、この言葉を子どもたちがしっかり理解し、覚えておいてほしいと、市制90周年を機に初めて同コンクールを企画した。

 小学校下学年、同上学年、中学校の部門ごとに最優秀賞1、優秀賞3、奨励賞5編を選んだ。また、作品募集に協力した土々呂中の石井豊久校長に特別賞を贈った。

 主催者あいさつでは、野口遵顕彰会の吉玉会長が「延岡の基盤をつくってくださった方々のことを知って、次の世代に伝えることが重要」と、コンクールの趣旨を述べるとともに、「本を読むと、一日24時間しかなくても、より幅広い経験ができる」と、さらなる読書を勧めた。

 来賓の澤野幸司教育長は「ただの感想にとどまらず、自分事と捉え、自分には何ができるかと考えていたところが良かった」とたたえた。

 吉玉会長が一人一人に賞状を手渡した。その後、最優秀賞を受賞した柳田ゆいなさん(延岡小2年)、佐川千和さん(同6年)、松島絢奈さん(土々呂中1年)が、自分の作品を堂々と朗読した。

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