本紙掲載日:2023-03-14
(7面)

家族で手遊び、ゲーム楽しむ

4色のペンライトを使って上げ下げゲーム。引っ掛け問題もあり家族で盛り上がった
大きな風船を跳ねさせて喜ぶ来場者

延岡男星保育士団が創作劇

 延岡市内の男性保育士でつくる延岡男星保育士団(藤原尚史団長、12人)のPaPaパーク「劇帰ってきたうちゅう・じん〜女王を助けに星に帰る物語」が2月23日、同市の延岡総合文化センター小ホールであった。159人の家族連れが有観客の劇を楽しんだ。

 2014年4月に結成された同団は、延岡での子育てを応援しようと、家族でふれあい遊びができる場(イベント)を提供し、家庭で楽しめる手遊び、ダンスを紹介している。コロナ禍でイベントが開催できなかった時期は動画配信を活用するなどして活動してきた。

 昨年6、12月に続く今年度3度目となる今回は、来場者も一緒に楽しめる参加型の創作劇。最初は、歌のお兄さんと同団オリジナルキャラクターのパパッシーと一緒に歌に合わせて簡単な手遊びをした。手を茶わんのような形にして「UFOが飛んできた」と親子で楽しく遊んでいると、笑い声に釣られて宇宙人のうちゅう・じん(じんさん)が本物のUFOに乗って登場し、会場は盛り上がった。

 場面は変わり、じんさんと歌のお兄さんは盗まれた女王の宝物を取り戻すため、さまざまな星を巡る旅に出た。途中で出会ったあいさつ上手な「あいさつ星人」や絵本の読み聞かせをする「絵本星人」など個性豊かな宇宙人に大人も子どもも大笑い。追い詰められた犯人の「あっくだいかん」と「えちごーや」が宝箱を返す条件で、じんさんと来場者にゲームを挑んだ。

 指定された色のペンライトを上げたり下げたりするゲームは子どもたちが速さに慣れてくると、えちごーやが「赤上げないで」と不意打ち。釣られて赤を上げてしまった子どもたちは「あー!」と悔しそうにしたり、笑ったりしていた。最後は「元気玉」という名で客席に投げられた大きな風船をみんなでポンポンと跳ねさせて、犯人に最後の一撃を加え、宝箱を取り戻した。

 市内在住の20代女性は「参加型のイベントだったので、自分も一緒に楽しめました」、2歳の息子は「ポンポン(風船)が楽しかった!」と笑顔。藤原団長は「劇を有観客でしたのは2年ぶり、本当に開催できて良かった。反応をくれる温かいお客さんが多く、劇をやった達成感も味わえた」と振り返り「次年度の目標に向けて頑張っていく」と話した。

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